もちべーこん日記

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【地震レポ】平成30年北海道胆振東部地震を振り返る

はじめに、この度発生した平成30年北海道胆振東部地震で被災された皆さま、そのご家族、ご友人の皆さま、心よりお見舞い申し上げます。

地震発生から1週間。
生活も少し落ち着いてきたので、今回の体験を忘れないように記事を書き残すことにしました。
地震発生から停電、それから復電するまでのことをざっくりとですが振り返ります。

概要

平成30年9月6日午前3時8分。
北海道胆振地方中東部を震源とする地震が発生しました。
北海道厚真町(あつまちょう)では最大震度7を観測。
また、北海道から中部地方の一部にかけて揺れを観測する大規模な地震となりました。

参考: 気象庁|報道発表資料

地震発生から間もなく、ブラックアウトによる北海道全域での停電も発生。
全道295万戸で電気が使用できない状況となりました。

一部地域では断水も発生。
震源地となった胆振地方中東部に位置する厚真町、安平町(あびらちょう)では9月11日午前10時現在も断水が続いている状況となっています。

地震発生当日(9月6日)

真夜中の地震

6日の深夜3時過ぎ。
布団で寝ていた私は小刻みな揺れで目が覚めました。

地震か……」と思ったのも束の間、揺れが次第に大きくなっていきます。
部屋が軋む音を聞き「あ、これヤバいやつだ」と咄嗟に危険を察知しました。
ふと、7年前の東日本大震災が頭をよぎる。
周りの安全を確保し、ひとまず揺れが収まるのを待ちます。

揺れ始めて1分くらい経ち、部屋の軋む音が落ち着きます。
状況確認の為、スマホTwitterを確認。
TLの北海道フォロワーも同様に地震に驚き、ツイートをしています。
リツイート地震速報を伝える情報も流れてきました。

部屋の状況を確認するため、明かりを点けようとスイッチを押します。
……が、明かりがつかない。
ふとスマホを確認するとWi-Fi接続が4G接続に切り替わっています。
まさかと思い、窓から部屋の外を確認します。

窓からはいつも街灯や信号機の明かり、コンビニの照明が見えているのですが……
どうやら自分の家だけではなく周囲も同様に停電している様子。
辺り一面真っ暗な状況となっていました。

ひとまず明かりがないと状況が分からないため、テーブルに置いてあったペンライトで光源を確保。
それから情報を得る為に携帯ラジオの電源もオンにします。
普段は地元局のAIR-G'を聴いている私でしたが、情報の早いNHKにチューニングを合わせます。
地震発生から4分ほど経っていましたが、既に地震に関するニュースを放送していました。

部屋の状況を確認します。
揺れは大きかったのですが、洗面所の棚に置いてあった物が落ちていた程度で部屋の中に大きい被害はなさそうでした。

部屋の状況を確認し終わってすぐ、また部屋が揺れます。
余震が続いており油断はできない状況のようです。
引き続きTwitter/ラジオから情報を集めます。
情報を集めていく中で、とりあえず次の2点を実行しました。

  • 部屋のブレーカーを落とす
  • 浴槽に水を溜める

ブレーカーを落としたのは通電時の火災防止の為。
避難等の予定はありませんでしたが、万が一に備えます。

浴槽に水を溜めたのは、万が一断水した場合に備えて。
トイレを流せるように水を確保しました。

食糧調達

地震発生からおよそ1時間。
ふと、その日の朝ごはんを用意していないことに気が付く。

冷凍庫には冷凍ご飯はあるけど、電気が通ってないので電子レンジは使えない。
カップ麺類はあるけど非常食用に取っておきたい……いや今がその非常時なのかもしれないけど。
少し考え、近くのコンビニに買い出しに行くことに。
自宅から歩いてすぐのセブンイレブンに向かいました。

セブンイレブンにつくと、電気が通っていないためか照明は点いておらず店内は真っ暗。
しかしながら非常用電源があるのか、レジは通常通り稼働していました。セブンイレブンすげぇ。
同様に食料品を買い求める人が多く訪れており、店内はいつも以上に混雑していました。

私はひとまずパンとお茶を購入。
店内からはおにぎり・2Lペットボトル飲料を中心に在庫がなくなっていました。

北海道全域での停電

最低限の食糧調達を終え、再度Twitterを確認。
下記のツイートが流れてきます。

どうやら今回の停電は一部地域ではなく、北海道全域で発生している模様。停電戸数は295万戸。
北海道内にある全ての火力発電所が停止しているようです。

交通の便がストップ……仕事はどうなる?

地震・停電は交通の便にも影響します。

TLでは「今日の仕事どうなるんだろう……」という声がちらほら。
私も仕事のある日だったのでどうなるかと考えつつ、とりあえず職場からの連絡を待ちます。

が、就業時間の1時間前になっても職場から連絡が来ない。
一応上司の連絡先は知っているので連絡を取ることは可能ですが、携帯の電波が繋がりにくくなっていました。
そうこうしているうちに家を出る時間になってしまったため、意を決して自転車で職場へ向かうことに。

停電の為、街の信号機は全て消灯しています。
そんな状況でも人通り、車通りはありました。
お互いに譲り合っているようで私が見た範囲では事故等はない様子。
ただ、街の信号機がすべて消えているというのは異様な光景でした

職場に到着すると、電気のついていない部屋に上司と同僚が1人。
他に同じ部署の人はいませんでした。
上司に今日の仕事がどうなるのかを尋ねると、返ってきたのは次の言葉。

「出勤停止。グループLINEに流したんだけど入ってなかったっけ?」

oh……そんなグループ知りませんねぇ……。

その場でグループLINEに招待してもらい、職場を後にします。
てか冷静に考えて電気使えない時点で仕事できないよな……(職場はデスクワーク)。

電気がないと何もできない

街の様子をある程度確認し、自宅に戻ります。時間はお昼過ぎ。
お腹も空き始めた頃だったので、早朝にコンビニで買ったパンを食べる。
マーガリン入りのレーズンパンうめぇ……。

パンを食べ終わると、午前3時から起きていることもあって眠気が。
携帯の電波もなかなか繋がらず、情報が得られない。
電気も通っていないのでパソコンを使うこともできない。

……よし、寝るか!
今後どうなるかも分からないので、体力温存を兼ねて睡眠を取ることにしました。

それから数時間後、目を覚まします。
日も暮れて部屋の中は真っ暗。
そろそろ電気復旧したかな?と思い、試しにブレーカーを上げてみますが……無反応。
外の様子を見ても電灯がついている様子が無かったので、どうやらまだ停電が続いているようです。

時刻は夜8時頃。
真っ暗な部屋の中で今日の晩御飯についてぼんやり考える。
ふと、週の頭に作った白子の味噌汁が残っていたのを思い出します。
ガスは使えるので、お味噌汁を温めて食べました。

この日あった出来事を残しておくために、日記を書くことに。
真っ暗な部屋でペンライトの明かりを頼りに書き記しておきました。

気が付けば夜11時前。
いつもこの時間ならパソコンでゲームをしている時間ですが、電気が使えない以上何もできない。
特にやることもないのでまた寝ることにしました。

地震発生から1日後(9月7日)

ガス・水道でやり過ごす

朝6時ごろに目が覚める。
カーテンを開けて、外の様子を確認。
信号機が機能していないあたり、変わらず停電状態は続いているようです。

とりあえずその日の朝ご飯をどうするか考えます。

「あ、冷蔵庫にごはんあったな……とりあえずそれ食べるか」

そう思い、冷蔵庫を開ける。
いつもならひんやりと冷気が漂ってくる冷蔵庫もすでに常温に。
電気が通っていない現状、冷蔵庫・冷凍庫の庫内温度はどんどん上がっていきます。
ダメになる前に元ある食材を消費することにします。

ご飯を温めようと思いますが、電子レンジも使えない状況。
少し考え、お皿にご飯を移しお皿ごとフライパンの上に。
フライパンに水を注ぎ、蓋をして火をつける。
蒸し器の要領でご飯を温めます。意外と上手くいった。

水道も通常通り使えるので、食器洗いもついでに済ませます。

仕事はお休み。でも何もすることがない。

停電の影響で今日も仕事はお休み。自宅待機となります。
しかしながら何もすることがない。

とりあえずTwitterを開く。
フォロワーのRTでさまざまな情報が流れてくるTLを眺める。
電波が悪いようで結構な頻度でうまく通信できない。
諦めて寝る。少し経ってから目を覚ましてまたTwitterを開く。

ひたすらそんな感じでゴロゴロしていました。
今思えば、本でも読むか勉強でもしていればよかった。

地震発生から40時間後の復電

結局そんな感じで半日くらいを無駄にして夜に。
真っ暗な2日目の夜を迎えます。

今日も電気つかないのかな……と考えつつ、ふと外を確認。
と、街灯が点いていないものの信号機が点灯している。
どうやら自分の住む地域にも電気が通り始めたようでした。

期待を込めてブレーカーを上げてみると……明かりが点いた!
地震発生から40時間後のことでした。

震災を経験して感じたこと

今回の地震では私の住む地域は大きな被害はなかったものの、電気が使えないことでこんなにも不便を強いられるとは思いませんでした。
日々の生活は電気によって成り立っている、そう感じます。

また、不幸中の幸いというか地震が発生したのがこの時季でまだ良かった。
冬だったらマジでシャレになってないです……。

スーパー・コンビニから食料品類が姿を消したのも印象的でした。
真っ先になくなったのはパン・カップ麺類・水。
地震発生から1週間たった今でも、食料品類はまだまだ品薄状態が続いています。

そして何より、自身の災害への危機意識の低さを痛感しました。
防災グッズ等は何も用意していない状況。とりあえず家にあるもので何とかしていました。
今回はライフラインのうち、電気のみが使えなくなった状況なのでガス・水道で凌げましたが、もしすべてダメになった場合のことを思うと正直どうなっていたか。
災害への備えをしっかりしておこうと思います。